私は結婚して9カ月の41歳、マタニティ主婦です。
今日は41歳で高齢妊娠→高齢流産→再び妊娠を経験した、私の流産体験談をお伝えしたいと思います。
私と同じく高齢流産をしてしまった方の、少しでも気持ちの助けになれば嬉しいです。
contents
40歳で初めての妊娠。高齢妊娠のプレッシャー
私が結婚したのは実家が農家で、しかも長男の旦那さんです。
そのため、子供を早く産んでほしいという圧力が凄かったです。
『仕事なんていいから早く孫が見たい。』
『歳も歳だから不妊治療で病院に早く行った方がいいよ。』
義父、義母をはじめ、すぐに赤ちゃんはまだか、まだかと日々プレッシャーをかけられていました。
そんな中、妊娠が発覚したのは、結婚3ケ月目のことです。
異様に胸が張っているにも関わらず、予定日になっても生理がきませんでした。
なんかいつもと違う感じ、もしかして?・・・
すぐに、妊娠検査薬を試したところ陽性反応が出ました。
産婦人科で診察したところ妊娠6週目。心拍確認も出来ました。
画面に映し出された、まだ丸のようなお腹の我が子に感動し、思わず涙が出ました。
とにかく双方の親に早く伝えたくて、すぐに報告しました。
凄く喜んでくれ、私はほっとした気持ちになりました。
突然の流産宣告。高齢流産をしてしまった私・・・
でも、喜びもつかの間でした。
2週間後の検診で、診察時の先生の様子が前回とは違います。
画面の確認もなく、何か不安な空気が流れました。
更に先生の説明は容赦なく続きます。
当時の私は稽留流産の存在を知りませんでした。
突然のことに何が起こったのか理解出来ません。
産婦人科からの帰り道、車の中で涙が溢れ、号泣しました。
流産の自覚症状も何も無く、心拍も確かに動いていたはずなのに・・・
私の何が至らずにこんな風になってしまったんだろう?
でもまだ、確定したわけじゃない・・・
わずかな希望を抱きながら、次の日、別の産婦人科で診察を受けました。
結果・・・やはり稽留流産でした。
直後は悲しみというより、無になってしまいました。
先生から手術をするか、自然流産を待つかの選択を迫られました。
そして、手術と自然流産のメリットデメリットを教えていただきました。
流産手術のメリット
子宮内をきれいにすることで、次の妊娠に早く向かえることが出来る。
流産手術のデメリット
全身麻酔での手術を行うということで、子宮が傷つく可能性や副作用のリスクを伴う。
自然流産のメリット
自然に任せるということで、体への負担が少なく、費用がかからない。
自然流産のデメリット
いつ起こるかわからず、出血と痛みを伴う可能性もある。
この様なメリット、デメリットの説明を聞いた上で、1日も早い妊娠を望んでいた私は手術を選びました。
すぐに入院検査をし、次の週に手術が確定しました。
稽留流産の手術。抜け殻になった私
手術を選んだことにはもうひとつ理由がありました。
亡くなってしまった命が、身体の中にあり続けることが苦しくてたまりません。
手術によって、自分の心の整理と気持ちの切り替えが必要と感じていたからです。
手術日まで空き日数が3日間ありました。
その間、様々なことを考えては泣き、考えては泣きの繰り返し・・・
抜け殻のような状態になっていました。
手術当日は、午前中に2度、子宮の出入り口を広げる処置をおこないました。
お腹には鈍く、重い痛みが続き、手術が迫ると、怖さと緊張が高まりました。
手術は1時間程度で終わりました。
入院も1日のみ。
術後の診察も問題はありませんでした。
先生からは、
と言われていました。
しかし、情緒不安定になりネガティブなことばかり口にするようになっていた私に、今後のことを考える余裕はありませんでした。
赤ちゃんを殺してしまった。
気持ちを切り替えるどころではなく、自分を責め、泣いてばかりの状態に陥っていました。
今まで経験がないくらいネガティブなことを考え、落ち込む日々でした。
流産後、再び妊活を始めたきっかけと妊娠するためにしたこと
手術後、1回目の生理がきました。
体は順調な回復をしていましたが、くよくよする気持ちが続いていました。
そんな時、母からこんなことを言われました。
でも、流産後にあなたが産まれてくれた。
必ず赤ちゃんはまた、あなたの体に戻ってくるから。
その赤ちゃんのためにも出来ることを少しずつやっていけばいいのよ。
今回は残念だったけど、妊娠できる体だとわかったじゃない。
自信を持ってね。
くよくよしていても何も変わらない。
そうだ!前を向いて踏み出さなくては。
母からの言葉をきっかけに妊活を再スタートしました。
私が流産後、妊娠するためにした4つのこと
まず、妊娠しやすい身体にするために4つのことをしました。
- 冷え性の改善
- 食生活の改善
- 規則正しい生活
- 葉酸サプリの摂取
葉酸サプリの必要性は、こちらの記事です。
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次にメンタル面で落ち込まない、前向きになるために4つのことをしました。
- 出産・流産経験者の知り合いと積極的に話をする
- 主人と将来のことについて話をする
- 妊娠・出産・育児についての知識を勉強する
- 今回、流産してしまったことで自分を責めない
など思いついた出来ることをやってみました。
その結果、次第に前向きになり、心も体も元気になっていきました。
そして、流産から4カ月が経ち、幸運にも2度目の妊娠が判明しました。
しかし、判明直後はまた流産してしまうのではないか?という不安の方が喜びよりも大きかったです。
でも、9週目の検診を無事に終え、初めて母子手帳を手にした時の喜びは感慨深いものがありました。
流産経験者の私から伝えたいこと
流産を宣告された事は今までで一番、悲しい出来事でした。
けれど、それを乗り越えたから今がある。
改めてそう感じます。
メンタル面を乗り越える上で、流産経験者の方と積極的にお話をしたことはとても励みになりました。
同じ経験をした者しかわかりあえない気持ちを共有することは、凄く大切なことだと感じました。
なので、私の経験談を読んでいただいて、少しでも気持ちの共有となってもらえたら嬉しいです。
他の流産経験者の方の体験談です。
そして流産後、早い段階でもう一度妊活に取り組んだことが、再び妊娠できたことに繋がったんだと思います。
自分の体と向き合い、妊娠しやすい身体に改善していく。
妊娠・出産・育児に対しての知識を増やす。
行動していくことで自分が変わっていきました。
とはいっても、気持ちの切り替えは本当に大変だと思います・・・
でも大丈夫。
そう信じて、皆さんも1歩を踏み出してみてください。