ママライターのかおりです。
みなさん、「小学校受験」ってどんなイメージを持っていますか?お金も時間もかかりそうだし、全く考えていないママやパパも多いのでは?
家庭環境や住んでいる地域によって、小学校受験がけっこう身近であったり、そうでなかったり、いろいろな状況があることは確かですね。
もし、少しでも「小学校受験」が気になっている方がいましたら、メリットがたくさんの国立小学校の受験を選択肢としておすすめします。
一生に一度のチャンス!親子での大きなチャレンジとなり、得られることもたくさんあります。
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なぜ?国立小学校受験を決めた理由
私立は予算的に難しい、でも子どもにはチャンスがあれば特色のある小学校に通わせたいな〜と思ったのが国立小学校受験のきっかけでした。
受験を決めているお友達は みな年中ごろから教室に通っていました。そして年長になって心をきめた我が家に残された時間は約半年ちょっと!
時間的にも私立と国立両方は難しい…。そのため通学が可能な国立2校に絞って集中的に取り組むことにしました。
私立の小学校の多くは初年度に90万円近く必要とも言われています。その点国立はどうでしょうか。学校にもよりますが、少ないところでは年間10万円〜高くても40万円くらいのところが多いようです。
つまり私立小学校の半額以下ということですね。合格した場合、そんな学費面でのメリットが大きいのも国立小学校の特徴です。
受験対策が時間的に厳しい中、私が最終的に受験を決めた理由は
この学費の手ごろさに惹かれたというのも大きな理由です。
ただ、注意しなければいけないことがあります。それは、国立小学校受験には避けて通れない抽選がある場合がほとんどだということ。
学校によって2パターンの抽選があります。
受験できる定員が決まっていて、抽選をテスト前におこなう学校。
合格者の中から抽選する学校です。
ですので、どんなに勉強ができても試験すら受けられなかったり、テストがとても良くできたとしても、抽選に外れれば合格にならないということが有り得るのです。
最後の最後は、「運」ということですね。
そんなことも含めて楽しんで頑張ってみよう、チャレンジしてみよう、というおおらかな気持ちが必要なのかもしれません。
国立小学校受験に向けてスタート!たくさんの幼児教室から私が選んだポイント
本屋にはたくさんのワークブックや志望校別対策本が販売されていますが、どれをどうやって進めたらよいか…とても悩みますよね。
私は個人で進めるには情報も少なかったので、まずは近くの幼児教室を検索しました。
私が幼児教室を選んだポイント
いくつかの幼児教室の中から、ネットで評判もよかった中堅サイズの幼児教室を選びました。その幼児教室では、体験入会として数回お試しで通うことができました。
子供の様子や、教室の雰囲気を見させて頂き、体験入会後に、本入会することに決めました。
初めに自分が思っていたよりも、大変スムーズに幼児教室の入会まで進むことができました。この教室や先生との相性が良かったことは、後々子供にとっても大きな影響があったのだと、今振り返りそう感じています。
5~6歳の子供が落ちついて教育を受ける。この時期の子供に求めるのはかなりハードルが高いですよね(*^_^*)
私が思う幼児教育を選ぶうえで一番大切ポイントは、
子供が楽しく通い続けることができる、教室と先生の雰囲気作りや相性だと思います。
みなさんが幼児教室を選ばれるときも、まずは体験入学をして
お子さんの様子をよく観察してください。
体験入学で子供が拒否反応を示したら、相性が良いとは言えません。
どんなに評判が良い幼児教室でも、少し考えた方が良いかもしれません。
どこの幼児教室がいいのか、さっぱりわからないという方は
あのベビー服・子供服メーカーで有名なmiki house(ミキハウス)
がやっている幼児教室もあります。
教育情報サイト「リセマム」による幼児教室の顧客満足度調査で
「先生がよい幼児教室」部門において顧客満足度第1位に選ばれたこともあります。
気になった方は、
まずは無料の資料請求をして検討してみてはいかがでしょう?
気になる幼児教室の月謝はおいくら!?
やはり、気になるのは月謝代ですよね。息子の通った教室の月会費は2万円ちょっとでした。夏など月によっては特別追加レッスンがあり、多少上がった月もありました。また、入会するときには、入会金や教材費などの諸経費もかかります。
ある程度覚悟はしていましたが、習い事としてはけっこう高額です。しかし、秋の受験本番までは半年ちょっとということもあり、教育として、ひとつの「投資」であると考えると、私たち夫婦にとっては納得できる金額であったことも事実です。
幼児教育のプロにあ然!小学校受験にそったプログラム
息子が通っていたのは、週1回、土曜日の午前中に開催されていた3時間程度の小学校受験対策グループクラスでした。
小学校受験では、筆記試験のほか、運動能力を把握するテストや行動観察(集団で遊び、その子の特性などを観察)など多岐にわたります。
また多くの国立小学校の受験科目には、手先の器用さなどの巧緻性を見る製作などの課題もあります。秋本番までは数ヶ月、息子はすべてこなせるのか本当に不安ばかりでした。
しかしそんな不安もよそに、毎週土曜日を楽しみにしている息子は何回か通ううちに、幼児教室でのテストもスラスラと進められるようになったのです。
幼児教室の学習内容
図形を見本の通りに書き写す
直線や直角を描くのは幼児には、大変難しい作業です。
初めは見本通りには程遠い出来でも、何回か訓練するうちにキレイな線が書けるようになっていきました。
重さ比べの問題を解く
「重さ比べ」は小学校受験では定番の問題と言われています。
図を見ながら、論理的に物事をとらえる思考力を身に付けます。
(※実際に使っていたワークブックです)
グループ分け作業
野菜と果物を分ける作業や、季節の野菜をグループ分けしたりといった大人でも考えてしまうような問題もありました。
小学校受験では、普段から子供にどれだけ生活経験をさせているかを問われているのではないかと感じました。
工作
通っていた幼児教室では、紙コップと紙皿とタコ糸を使って楽器を作ったりしていました。
幼稚園での工作はいつも適当に終わらせていた息子ですが、この幼児教で作った物は、もう一度やりたいとせがむこともありました。
遊びの延長で本当に楽しく進められているのだな、とホッとしたことを覚えています。息子にとっては受験勉強というよりも、楽しい習い事といった感覚だったようです。
さすがプロ!と感じた先生の教え方
私の息子が通っていた幼児教室は、とにかく楽しく学びながらも、けじめを大切にしていました。
幼児教室を見学してみて驚いたのが、先生方の子供の褒め方です。どんな小さなことでも出来たことを大げさに褒めていました。先生に褒められるのが、息子も本当に嬉しかったようです。親ではなかなかできないことですよね。
子供を褒めることで、「自分はできる!」と、本人の自信につながっていったようです。
また、未就学児にとって、1時間にわたり机にすわり集中してなにかをすることはとても難しいと先生がおっしゃっていたことが印象的でした。
しっかりと大人の話を聞く、ルールを守る、お友達と仲良くする等は基本的なところですが、小学校受験に限らず、小学校に入ってからもとても大切なことです。
幼児教室に通ったことでこれらの習慣が身に付いたのも、とてもよかったです。
小学校受験。願書のもらい方と保護者アンケート
我が家はバスで15分ほどの比較的近い、教育方法で特色のある国立大学付属の小学校1校と電車で1時間ほどかかる都心の名門国立大学付属小学校の2校を受験しました。
本格的な小学校受験のスタートは願書をもらいにいくところから始まります。学校への道のりをチェックすると同時に、願書をもらうために列に並んだり、周囲の服装を気にしたり、受験日1日では終わらないのが小学校受験です。
願書配布期間は約1週間ちょっとだったため、ママやパパの仕事などの日程調整にも気を配る必要があります。そして次に大変なのは願書提出の日。郵送不可で朝早くから並んで…ということも多いのが現状です。
我が家も当日は学校の周りをずらりと囲む列に、どのタイミングで入ろうかと周りをキョロキョロしながら並んだことを覚えています。
そしてなんといっても重要なのは受験日当日。体調不良を数週間も前から気にして、当日は万全のサポートができるよう親も必死のご家庭がほとんどです。
息子の受験した学校に面接はありませんでしたが、保護者アンケートがありました。事前にこんなことを書いてOK、これはNGなど教室の先生に指導をもらい、予定通りに記入しました。子供を待つ待合室で待機です。
試験内容と結果発表…!合格 or 不合格?。結果を子供はどう感じたのか?
試験を終えて…どんな内容だったかまだ年齢的にもしっかりと説明できないのは仕方ないですが、親は根掘り葉掘り当日の様子を聞いてしまうものです。
試験内容は行動観察はグループで積み木の遊びをしたこと。
誰かが積み重ねたタワーを急に壊したこと。
みんながどうだったか、自分(息子)はどうしたか、
などなど試験官の先生もきっといろいろとみるところがあったようです。
試験日から発表までは数日、当日は子供と一緒にでかけ、家族みんなで掲示板を確認しに行きました。受験日以降も、子供はいつも通り幼稚園に通い、子供よりも私たち両親の方がソワソワとしていたように思います。
そして、結果発表当日、ずっと拝んでいた受験番号…校庭に張り出された大きな板。
結果は・・・残念ながら不合格でした。
そして2校目も同様の結果に・・・
残念だった気持ちを抑えられずちょっと暗くなった我が家ですが、救われたのは、息子の様子。受からなかったというのは十分理解しているのですが、でもそれは息子にとって大きなマイナスを感じているようではなかったのです。
しばらくは親に余裕がありませんでしたが、後に考えると、これは小学校受験ならではだなとも思いました。
小学校受験は、もし不合格だったとしても、子供にとって大きな傷が残らないのです。もしかしたら、子供もどこかで「受からなかった」ということをネガティブにとらえていたかもしれません。
しかし小学生になった息子に聞くと、「そういえば受けたね」くらいで全く気にしていない様子。当時の息子にとっては、ひとつの楽しいチャレンジを終えたといったところだったのかもしれません。
親としてもほっとしました。そしてかなり落胆してしまった自分たち親自信がとても情けなく思ってしまいました。合格だったらきっとそれはそれで思った以上に喜びがあったかもしれません。
しかし不合格で得たもの、気づいたものもたくさんありました。子供は思った以上に強いこと、逆に親はそんなこどもに支えられていたことなどなど。
これから子育てをしていくにあたって、とってもいい経験になったのは言うまでもありません。数年たったいまでも小学校受験にチャレンジしたことはよい思い出となっています。
小学校受験の検討しているママに
私が子供と一緒に小学校受験をして感じたことを、これから小学校受験を考えているママにお伝えしたいと思います。
小学校受験をしようと思った時、まず何をゴールにするのか?をしっかり夫婦で話し合うことが大事だと思います。
もちろん、絶対合格を目標として親子で取り組むのも1つの方法ですが、
不合格だった息子を見ていると、合格だけがゴールではないのかな?と思います。
息子は幼児教室に通ったりや受験をしたことで、それまで体験したことがない
たくさんの経験をしました。
結果は残念でしたが、受験をしたことで、今までできないことができるようになったり(あいさつやお礼を言うことなど)、息子の成長を感じました。
子供にあった幼児教室や信頼できる先生との出会いなど、幼児教室をうまく選ぶことで、習い事の1つとして充実した時間を過ごすことができます。
また幼稚園や保育園とはまた違ったところで、子供の思いがけない一面をみることもできます。
小学校受験どうしようかな?ちょっとでもチャレンジしてみようかな?と思ったら、ぜひ、国立小学校の受験を検討してみてくださいね。
残り時間が少なくても、抽選があったり、倍率が高かったり、いろいろと壁はありますが、楽しんで取り組むことができれば、子供も親も大きく成長できること間違いなしです。