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分娩時間が71時間を超えたVBAC(ブイバック)出産体験談。

投稿日:2017年9月5日 更新日:

「VBAC(ブイバック)」ということばを、私は友人から聞いて初めて知りました。今日は、私の友人が一卵生の男の子の双子を帝王切開で出産した約3年半後に、VBAC(ブイバック)によって第三子を出産した時の体験記を書いていきます。

 

初めに書いておきますが、これはけしてブイバック出産を勧めるためのものではありません。私の友人は、ブイバック出産に成功し、母子ともに元気ですが、実際にブイバック出産に失敗してお母さんや赤ちゃんが亡くなったケースもあります。

 

このブログは、ブイバックに成功したひとつの体験談として、読んで頂きたいと思います。

 

「VBACで出産したいと思っている妊婦さんに、少しでも参考になれば・・・」と、体験記を私がこのブログに書くことを快く承諾してくれた友人に感謝します(*^_^*)。

 

VBAC(ブイバック)出産とは

VBAC出産とは、帝王切開で出産した既往がある人が、次回以降の妊娠出産時に、帝王切開ではなく経膣分娩(自然分娩)で出産することをいいます。

 

一般的に、1度帝王切開で出産すると、次回以降の出産も帝王切開での出産になることが通例ですが、設備が整っている総合病院などでは、VBAC出産が可能なところもあります。

 

なぜ、通例では帝王切開で出産した場合は次回の出産時も帝王切開になるのか?それは、以下のリスクを伴うからです。

 

VBAC(ブイバック)出産のリスク

出産時に、子宮が破裂する危険性がある

これが、VBACを行う際、もっとも考えなければならないリスクです。確率的には、0.5%から1.0%程です。前回の出産が帝王切開である場合、子宮を切って赤ちゃんを取り出し、再び子宮を縫合するため、その部分が弱くなってしまいます。

 

そのため、次回の出産時の子宮の収縮に、弱い部分が耐えられなくなり子宮が破裂してしまうというリスクがあるのです。それ以外にも胎児が大きい場合や外部から強い衝撃を受けた時にも、子宮破裂が起こる危険があります。

 

もし、子宮が破裂した場合、胎児は酸素不足になり、最悪亡くなることになります。また、命は無事であっても酸素が胎児に十分にいかなかったために障害が残るケースもあります。

 

母親も、子宮破裂によって大量に出血し、子宮を摘出しなければならなくなったり、最悪の場合は命を落とす危険もあります。子宮破裂は突然起こるので、直後の病院でのすばやい処置がその後を大きく左右します。

 

そのため、VBAC(ブイバック)での出産は異常が起きた時には万全の体制ですぐに対応できる設備や医療スタッフが整った病院でないと、とても危険だし、万全の体制であっても母子ともにリスクは伴います。

 

もちろん、たとえ予定帝王切開であったとしても、手術をする以上、リスクは0ではないですが・・・。

 

リスクを負ってでもVBAC(ブイバック)で出産したいのは何故なのか

VBACに限らず、出産自体お母さんも赤ちゃんも命がけだと思います。私も双子を自然分娩で出産した時は、長女の心拍が低下し、生まれてすぐに産声を聞くことができなくて私はパニックになりました。

関連記事:双子を自然分娩(経膣分娩)で出産した体験記。リスクと実際に起きたトラブル

 

ですが、全妊娠の子宮破裂が1000人から3000人に一人という割合に対し、VBACでの子宮破裂はおよそ100人に一人の割合で起きているので、子宮破裂のリスクは10倍以上ということになります。

 

そのようなリスクを背負ってでも、なぜVBAC(自然分娩)での出産を望んだのか、友人に聞いてみました。

 

①違う経験をしたい

1回目の出産は「双子=帝王切開」だと通院していた病院で言われ、何の疑問もなく受け入れていたけど、出産間近になって双子でも経膣分娩が可能で、病院によって方針が違うということを知り、もっと早くから色々と調べればよかったと、後悔していたから。

 

②立会出産をしたい

旦那に出産がどんなに大変かを実際に見てもらいたかった。

 

また、帝王切開は手術だから立ち会いは出来ないし、録画も撮れない。だから、立会出産で動画も撮ってもらいたかった。

 

③カンガルーケアをしたい

前回の双子出産時の帝王切開では、出産後全身麻酔での縫合ですぐにカンガルーケアができなかったから。

また、出産直後の記念写真も撮りたかった。

 

④産んだ!という実感を味わいたい

予定帝王切開は陣痛を迎えないまま出産する。陣痛に耐えながら、いきんで出産することはない。だから、今度の出産の時には、陣痛を経験し、いきんで出産し、産んだ!という実感を味わいたかった。

 

⑤経膣分娩の方が入院期間が短い

上に4歳の双子がいるため、出来るだけ早く退院したかった。

 

友人は、VBACを望んだ理由として、このように話してくれました。いろんな理由があって、どれが1番というわけではなく、これらの理由があったから、VBACでの出産を決めたそうです。

 

VBCA(ブイバック)出産をしたいと伝えた時の家族の反応は?

ご主人は、「危険が伴うのは心配だけど、それだけの強い意思があるなら・・・」と、VBACでの出産を受け入れてくれたようです。そして「○○ちゃんなら出来る!」と励ましてくれたそうです。

 

一方、お姉さんからは、強い反対があり、帝王切開での出産にするよう、何度も説得されたようです。

・「友達で順調な妊娠期間を経て自然分娩したけど、大量出血で生死をさまよった経験をした子がいるというのに、あえてリスクを背負っての出産を選ばなくてもいいのに」

・「どうしてわざわざ先生の反対を押し切ってまで、痛いとわかっていることを望むの?」

といったような事を言われたそうです。

 

産婦人科医も反対するほどハイリスクなVBAC(ブイバック)出産

友人が通院していた病院の先生も、VBACでの出産は反対されていました。

 

エアロビのインストラクターをしている友人なので、体内年齢はきっと私よりもずっと若いと思うのですが、第三子の出産は40代での高齢出産でした。

 

そのため、先生からは「子宮口も固いと思うし、VBAC出産は陣痛促進剤も使えない。どれだけ時間がかかっても自力で産まなければならない。とても厳しい出産だ。」と言われていました。

 

けれど、病院がVBAC出産を可能としている条件は満たしていたこと、どんな出産にも危険はついてくるということを考え、友人はVBAC出産を決意しました。

 

最後には主治医の先生も「いざという時は、全力でなんとかします!」と言ってくれたそうです。

 

VBAC(ブイバック)出産にトライできる条件とは

VBAC出産が可能な条件は病院によっても多少異なりますが、友人が出産した病院の条件は以下の通りです。

1、産科的に経膣分娩が可能である。

2、帝王切開が深部横切開(一般的な帝切)であり、古典式や逆T字切開でない。

3、子宮創に痛みを認めず、しかも、厚さが極端に薄くなっていない。

4、帝王切開の既往は1回であり、術後感染などのトラブルがなかった。

5、前回の手術(分娩予定日が)2年以上経過していることが望ましい。

6、正期産で児の推定体重が2000g~4000gである。

7、本人、配偶者、家族の強い要望があり、同意を得ている。

数週が経過していく中で、最終的には妊娠36週前後で、主治医がVBACでの出産にトライすることが可能であるか判断をします。

 

VBAC(ブイバック)出産の体験記

分娩時間は、なんと71時間40分!!。陣痛がはじまり、入院1日目でもう「帝王切開にして下さい!」と言いそうになったし、主治医やお姉ちゃんの言うことを聞いておけばよかったと陣痛の痛みに耐えながら後悔していたそうです。

 

入院2日目になっても、耐えがたい痛みが続いているのに、子宮口は6cmから7cm。(子宮口が全開の10cmまで開かないと、いきむことができず、ひたすら陣痛にたえなければいけません。)

 

私が双子を経膣分娩で出産したときは、陣痛が進むように促進剤も使い、子宮口の開きが悪かったので、バルーンを入れて人工的に開ける処置をとりましたが、先にも書いたように、VBACは子宮破裂のリスクがあるため、促進剤も使えないしバルーンを使うこともできません。

 

ひたすら、陣痛に耐え、自力で子宮口が全開になるまで陣痛と闘わなければならないなんて、陣痛を経験した私としては、絶対に無理だと思いました。

 

入院3日目もひたすら陣痛に耐えるのみ。陣痛は波があって波が引いている時は嘘みたいに痛くないのですが、波がくるととてつもない痛みに襲われます。

 

それの繰り返しで、友人も次第に体力も気力も消耗してしまったそうです。なにしろ3日3晩、痛みでほとんど眠れず食べれずの日々を送っていたわけですから当たり前ですね(T_T)

 

そして、3日目の夜になって、「もう身体も限界だし、赤ちゃんも苦しがっている時間が長くなってきてるから、明日帝王切開で産みましょう!」と助産師さんと決めた矢先に破水。

 

一気に陣痛が進み、経膣分娩での出産になりました。

 

実際にVBAC(ブイバック)で出産した感想

71時間40分という分娩時間だっただけに、産まれた瞬間は涙とか感動というより、「やっと終わった!」という気持ちが強かったそうです。

 

明日帝王切開に切り替えようと決めた矢先の破水で、一気に陣痛が進んだため、希望していた立会出産には間に合わなかったそうですが、産まれたばかりの赤ちゃんを見れて、その後の経過もすぐ横で見ていられることがとても嬉しかったそう(*^_^*)。

 

帝王切開の時は、術後1日くらい絶飲食だったけど、出産後お腹が減り、さっそくパンを食べるほど元気で、出産後の母体の回復はやはり帝王切開の時と経膣分娩の時とでは大きく違うと話していました。

 

VBAC(ブイバック)出産にトライするという選択

何度も書きますが、出産はどんな場合であっても、母子ともに命がけです。だけど、VBAC出産はさらにリスクが高くなります。100人に一人の割合で子宮破裂が起きているのですから、自分がその一人にあたることになる可能性がある、ということです。

 

それでも、VBACという経膣分娩を決めたあなたは、きっといっぱい悩んで考えて、覚悟を決めて臨まれるのだと思います。

 

また、今VBACで出産をしようか迷っている方がいるのなら、ひとつだけ伝えたいことがあります。

 

もし、VBACで出産することを決めたなら、万が一の時に備えて、緊急帝王切開が可能であり、設備、医療スタッフともに体制がしっかり整っている病院でおこなうようにしてくださいね。

 

母子ともに元気な出産でありますように。

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